からっぽ。

困らせたい。

全てが好きだと、ずっと一緒にいたいと……


私が必要とされてる“言葉”を、聞きたい。


体だけの関係だったなんて、思いたくなかった………



正行さんは、すぐに答えてはくれない。


「ウソ。困らせて喜ぶ程、悪趣味じゃないョ、あたし」

私は、自分が傷付かない様に、そう言った。


「そういう所………。
俺には、歩実を縛る権利なんかないのに……、
お前はいつも、対等で居てくれる………」


正行さんは、二人でドコか知らない街へ行こうかとも言った。


「あたしは今までも、これ以上を望んではいなかったョ……」



好きだったケド……

私達は、育った環境が違い過ぎる……

“不倫”という“ハンデ”があったから、愛し合ったんだ……