からっぽ。

《歩実》



「これが、最後だね…」

私達は、普段ならあまり見る事のないホテルの天井をみつめていた。


「歩実は……。
別れたいのか……?」


言いたい事は、分かってる。

一度は別れたんだし、自分には、帰らなければならない家庭がある。

でも、
『別れたくない』
と私が言えば、正行さんは関係を続けるつもりなんだ……


「また、私に聞くの?」

「……そうだな…」



私に決めさせようと、してる所。

ズルいと思う……



「ねぇ、あたしのドコが好き?」