からっぽ。

《要一》



また、裕美と暮らし始めた。

今の所、何とか大事には至らず、裕美は立ち直ろうとしている。


俺は、お客との付き合いを減らし、時間のある限り、裕美の側にいた。


朝方、仕事が終わって帰って来ると、食事を作って待っている。


俺が、ずっと望んでいた生活。


穏やかで、守りたい人の為だけに生きる……

夢に見ていた生活。


なのに……


“何かが違う”事は、認めない訳にはいかなかった……



歩実さん………

どうしているんだろう………