からっぽ。

本当は………


元気を貰うというより、一度落ちたい。

そんな時に、ココに来るんだ………


「別れた彼の事を聞いても?」

坂下の、興味本意ではない聞き方に、私は自分の事を話し出した。


付き合ってすぐに、妊娠してしまった事。

一人で産んで育てようと思った事。

でも、流産してしまった事………


そして、自分から“都合の良い女”になった事。



ふと、涙が溢れて来た。


「ははっ、やっぱり……好きだったんだねぇ………」

私は、わざと明るく言って、
涙を拭こうとした時……



「泣いて良いから……」


抱きしめられた。