からっぽ。

「歩実は……、どうしたい?」

「別れる事?」

「そう……」

「そんなの、ズルいョ。あたしに決めさせるなんて………」

「そうだな……」


本当は、寂しい。
別れたくないョ……

でも、私は、物分かりの良い女で居るって決めてたから、縋る事など出来なかった。


「今まで……、ありがとうな……」

そう言って、抱きしめてくれた正行さんの腕の中で、


「………うん…」


そう、言った。





私の部屋から、会社に行く。
二人でテレビを観ながら笑ったり、
誕生日のプレゼントを貰ったのもココ。

週末に会えなかった分を、埋め合う様に、沢山抱き合った………



正行さんが居なくなる………