からっぽ。

「分かった。タクシーだけ、呼んでくれる?」

「送りますョ……」

「大丈夫。要ちゃんは、ゆっくり休んで………」



10分程でタクシーが着き、香子ママは帰って行った。




もう、昔の事。



これだけ、俺の事を思ってくれていて、俺の答え一つで、すぐにでも付き合う事が出来るのだ。



裕美………

忘れられない名前。




忘れられないから、香子ママを受け入れられないのか、香子ママではダメなのか……



俺は、分からなくなっていた………