からっぽ。

《要一》



朝方になってしまった。

普段なら、まだ店を営業してる時間だから、眠い訳ではなかったが、“田中さん”の付き合いは、気を張っている事が多く、俺は、疲れていた………


夜の街でも“顔”が利いて、体格も良く鋭い目付きをしている。


そんな見た目とは違って、お酒が全く飲めず、飼っている二匹の“チワワ”の散歩が何より癒されると言う……

“田中さん”は、何故か、俺を気に入ってくれていて、プライベートで呼び出される事が多くなった。


正面な仕事をしてる人ではなかったが、田中さんの“ギャップ”に親しみを覚え、俺も出掛けて行くのである。