からっぽ。

《要一》



毎日、彩葉の世話に追われて、自分の時間など無かった。

女性なら、簡単に出来る事でも時間がかかり、気が付けばすぐに夜になってしまう。


でも…


自分が選んで、決めた事。


辛くても、やり遂げなければ。



今日は、本当に久しぶりだった。

自分の為に使う時間が楽しくて、部屋の前でタクシーを降りたのは、午前2時を過ぎていた。


♪~♪♪~♪~

懐かしい、二年前には毎日の様に聞いていた着信音。


歩実さんからのメール。


外の寒さと少しの緊張で、上手く開かない携帯を、やっと開いてメールを見た。