からっぽ。

こんな俺と一緒に居ても、歩実さんは笑ってくれない。


だから、別々の道を歩く事にしよう……


一緒に居て“笑顔”を奪うより、遠くからでも“笑顔”を見たい。


だから………


これで良い。


俺は、そう信じて疑わなかった。


一方的に、話を切ってしまった電話。


俺を、憎んで欲しい。

嫌いになって欲しい。


そして、前に進み、幸せになって欲しい。


歩実さんへの思いは、それだけ。





『大切だからこそ…』