からっぽ。

《要一》



歩実さんと別れて、自分の部屋に着く頃には、彩葉はまた、眠ってしまっていた。


駐車場に車を停めて、彩葉を抱え、音を立てない様に部屋に入る。


ベットに彩葉を寝かせて、お茶を入れて一息つく。


クリスマスの夜。


三人で過ごす事は出来たのに、寂しさが残る。


誘えば良かったのか………


黙って帰してしまった事を、少しだけ後悔した。


彩葉が寝てるから、歩実さんはきっと連絡して来ないだろう。


メールを送っておこう。


俺は、ずっと一緒に居られなかった事を、謝っておきたかった。