からっぽ。

《要一》



お腹がいっぱいになると、彩葉はすぐに眠ってしまった。


その様子を見て、歩実さんから帰ろうかと、言って来た。


「今日は、ありがとう。
もし、時間が大丈夫なら、もう少し、付き合って貰えるかなぁ?」


このクリスマスの夜に、どうしても行きたい場所があった。


「うん、良いョ」


笑顔で言う歩実さんの返事で、俺は、ゆっくりと車を走らせた。


今日は、いつもより口数の少ない、歩実さんの様子は気になったが、あそこに行けばきっと、喜んでくれるハズ。


俺は確信を持って、その場所に向かった。