からっぽ。

《歩実》



幸せな家族に見られた事が、私は凄く嬉しかった。


そのせいか、自然な動作が出来ているだろうかと、変に緊張してしまう私も居たケド……


私があげたワンピースを来て、元気になった彩葉ちゃん。


またこうして、かけがえの無い時間が過ごせる事が、本当に幸せに感じられる。



私は、料理が運ばれて来たのを見て、彩葉ちゃんを座らせ様とした。


その時………


私が入れる隙間は、坂下と彩葉ちゃんの間には無かった。


分かってる。

私が食べる邪魔を、彩葉ちゃんがしない様に、坂下なりの心使い。