からっぽ。

彩葉の誕生日が近付いて、当日は仕事があった為に、その週の日曜日に、歩実さんの部屋でやる事になった。


彩葉が食べられる料理と、俺の好きなモノを沢山作って、待っていてくれる。


歩実さんが、隣りの部屋から、大きな箱を抱えて来た。


「これ………、
プレゼント…」

彩葉には、まだ意味が分からないから、俺が箱を開ける。


ピンクのセーターや、ワンピース。
花柄のスカートにウサギの耳を形取った靴下………


「女の子らしい洋服、彩葉ちゃん、持ってないでしょ?」


大量の洋服を前にして、改めて思った。


着る物なんて、なんでも良いと思っていた俺は、気付かずにいた事だった………