からっぽ。

《要一》



穏やかな生活。

彩葉が元気で、歩実さんが笑ってくれている。


叶うハズがないと思っていた“夢”は、こんなに簡単に叶えられた。


少し、怖くなるくらい………


それなのに、彩葉を預かってくれるとまで、歩実さんは言ってくれる。


そこまで、甘えてしまって良いのだろうか?


歩実さんは、現実を受け入れて、前に進んでいる。


俺も、前に進まなければ………


この先も、歩実さんと一緒に歩く為には、委ねる事が出来なければ無理だ。


「ありがとう………、
今度の週末、連れて行くから…」