からっぽ。

《要一》



一晩。

これからの生活を考えたら、ホンの僅かな時間だ。


それなのに、彩葉から一時でも目を離す事が出来なくて、戸惑い疲れていた。


なんで泣いているのか分からない。


裕美の字で書いてあるメモを見ながら、対応に追われる。


両親を説得して、母親には夕方までは居て貰えたが、夜は、完全に二人きり……


こんな状態で、仕事をしながら、育てて行けるのだろうか?


慣れない手付きでオムツを替え、ミルクを作りながら考えていた。