からっぽ。

昼間、坂下から聞いた話を思い出していた。


『子供は、俺が育てる事になるかも知れない』


好きになった人には、子供がいた。

それは、良くある事。

受け入れる事も委ねる事も、簡単ではないと思う。

でも、私は、坂下が好き。


だから、坂下が抱えるモノ全てを受け入れたい。

二人の思いが同じなら、どんな結果になろうとも、覚悟出来る。


私達は、お互いの過去を乗り越えて、いつか穏やかに暮らせる事を信じた。


『どんなときも』


名残惜しく別れた夜も、また会えるって暗黙の約束に支えられて、生きて行ける気がしてた………