からっぽ。

「それでも……、籍を入れて、一生守って行くつもりでした…」

「……」


歩実さんは何も言わなかったが、俺は、話を続けた。



子供が出来てからも、他の男と関係があった事。


そして………



くすりの事。





俺は、また涙を流していた。


『この人の前では……、やっぱりダメだ……』


話した事を後悔してる訳ではない。

自分の弱さを実感してしまうから………



しばしの沈黙の後。


「坂下…、自分の幸せを考えて、求めたって良いんだョ……」

歩実さんが言った。