からっぽ。

《要一》



その日は、店の買い出しがあったから、少し早めに部屋を出た。

一人で店の掃除をしていると、凌が出勤して来た。


「おはようございます」

「おはよう」

「あれ?要一さん、顔色が悪いですョ?」


起きた時から、確かに調子は悪かった。


「今日は平日だし、良かったら休んで下さい」

「うん…。ヒドくなる様なら帰るョ」


そうは言ったが、開店の準備が終わった頃には、座っているのも辛い位になっていた。


「悪い……。やっぱり、帰らせて貰うョ…」

店の事を凌に任せて、帰る事にした。