からっぽ。

『本当に、俺の子なんだろうか……?』

聞いてはいけない一言の為に、苦しくなる。


思わず、歩実さんに助けを求めた事、自分でも驚いた。

一度、自分の事を話してしまったからだろうか?

一人では、抱えられなかったからだろうか?



酔っていたからだ……

自分に、そう言い聞かせる。





「おはよう。大丈夫?」

「…まだ、酒が残ってる…」

「お茶、入れてくるね」

ベットから出ようとする裕美を引き止めた。


「裕美……。一緒に子供を育てて行こう…」

「要ちゃん、ホント?」

「あぁ………」


裕美は、無邪気に喜んでいる。


『これで良いんだ……』