からっぽ。

盛り上がる店内。

ビールに日本酒、焼酎にワイン。
そして、シャンパン………

もう、何を飲んでるのか分からない。


店の中が賑やかな程、自分を失って行く様な感覚。




俺は、トイレに入ったまま、眠ってしまったらしい。

どの位の時間が経ったのか分からないが、戻って来た時には、香子ママは帰ってしまっていた。



時計を見ると、4時を過ぎてる。

こんな時間でも、誕生日に便乗して、まだまだ盛り上がる人達………


『今日は、この楽しいまま終わってくれたら………』


そう思っていた時、店のドアが開いた。



「……歩実さん……」