木下は、作戦が成功したのはみんなが協力してくれたからと言っていた。確かに、一年生を解放するのも私だけじゃ出来なかった。要たちが協力してくれたから出来た。

私はあまり長くは生きられないかもしれない。だから死ぬ前に伝えたいと思う。
この先、絶望的な状況になっても、生き残る方法を探し続けろと。生きていればどうにかなる。

あと、仲間は大事に。


十数年後の升山 仁意那が、優深の子供に言ったこと