「あいつ、気に入らない」
私はシャーペンの芯をひたすら出しながら言った。
「えっ、にいちゃん何で?いい先生っぽかったのに」
優ちゃんはあの先生のことを別に嫌ってはいないらしい。
「なんか気に入らない。欠点が無さそうで不気味」
「なんで欠点が無いと不気味って思うんだろう……」
欠点が無いのって凄く不気味に感じる。裏では何考えてるんだろうとか考えてしまう。
1時間目からあいつの授業で、皆分かりやすいと言っていた。黒板の字は綺麗で分かりやすく、男子が余計なことしたら注意する。質問にはちゃんと答える……
皆は気付いていないけど、怖い顔に見える時がある。例えば黒板に書いている時、一瞬だけ横顔が怖いと思った。注意している時は、その人を下に見ている感じに見える。質問に答える時もだ。
あいつ、何かしでかしそう……
何故かそう思う。嫌な予感がする。
私はシャーペンの芯をひたすら出しながら言った。
「えっ、にいちゃん何で?いい先生っぽかったのに」
優ちゃんはあの先生のことを別に嫌ってはいないらしい。
「なんか気に入らない。欠点が無さそうで不気味」
「なんで欠点が無いと不気味って思うんだろう……」
欠点が無いのって凄く不気味に感じる。裏では何考えてるんだろうとか考えてしまう。
1時間目からあいつの授業で、皆分かりやすいと言っていた。黒板の字は綺麗で分かりやすく、男子が余計なことしたら注意する。質問にはちゃんと答える……
皆は気付いていないけど、怖い顔に見える時がある。例えば黒板に書いている時、一瞬だけ横顔が怖いと思った。注意している時は、その人を下に見ている感じに見える。質問に答える時もだ。
あいつ、何かしでかしそう……
何故かそう思う。嫌な予感がする。