久遠の愛と約束を


他の先生の話なんてちっとも頭に入らず、瑞輝の姿を見て終業式は終わった。



終業式を終えて教室に戻るとすぐに瑞輝も来て、軽いホームルームをして解散となった。


みんな部活があるみたいで荷物をまとめてそそくさと教室から出て行く。



「紘那、良いお年をー」

「紘那、餅食い過ぎんなよ!」


「2人とも良いお年を!
私は瞬くんとは違ってそんなに食べないよっ」



葵と瞬くんを見送ると静かな空間には私と瑞輝だけが残っていた。




「紘那」



2人しかいない教室では瑞輝の声がよく聞こえた。


顔を上げると瑞輝は一度綺麗にした黒板に白いチョークで『資料室』と書いた。


「うん、わかった。」


私が返事をすると瑞輝はいつもと同じ笑顔を浮かべて、文字を消すとそのまま教室から出て行った。