2人が目を輝かせながら私を見るなら、1人だけは違った。
「はっ?!なんだよそれ!意味わかんねぇ……」
「な、なんだよって……た、拓海には関係ないでしょ?」
どう考えても、瑞輝の事がバレるのはまずい。
嘘が上手かったらな…と思うけど私はそんな器用じゃないからこうやってはぐらかすしかなかった。
ちらりと斜め前にいた拓海を見てみると何故か溜息をつき項垂れていた。
どうしてだろ、と思っていると翠さんと彩乃ちゃんはクスクスと笑っていた。
「お兄ちゃん、ドンマイ。」
「さっ、拓海も紘那ちゃんも食べましょう!拓海がたくさん食べるだろうから取られないように気をつけてね。」
翠さんが言った通り、拓海は食べ盛りだからかかなりの量を食べていた。
拓海も男の子なんだな……和気藹々とした空間で私のクリスマスイブは幕を閉じた。
