今日はなんだか少しだけかまってちゃんな瑞輝は私をすんなり解放し、その場に一緒に座った。 秋の日差しに照らされ続けていた地面はほんのり温かかった。 「ね、紘那。 俺と紘那があったのはこの学校の文化祭が最初なんだよ?」 隣に座る瑞輝が私の手をギュッと握った。 私よりも大きくてゴツゴツした手は私の小さめの手を余すところなくホールドする。 「え、嘘っ。 いつ?そんなことあったっけ?」 「うん、あれは…2年前かな。」 そう言って瑞輝は過去を思い出すように視線を空へと向けた。