重たい目をあけて誰かを確認しようと思っても、思うように力が入らない。
「…ねぇ、誰?」
「紘那、ゆっくり休んで」
彼は私をベットの上におろして、また髪を撫でた。
ちょっとだけ、くすぐったいけどそれも心地よくてどんどん深い眠りへと誘ってくる。
「…紘那、好きだよ」
私はこの言葉を聞く前に深い眠りに落ちた。
急に部屋が明るくなって、私は目をうっすらとあけた。
慣れない匂いはたぶんホテルの匂いで、私はベットに寝ていることは寝起きながらもわかった。
ふと窓を見ると外は濃紺で包まれていて吸い込まれそうなぐらい静かだった。
重い身体を起こし、ベットから出ようと思ったらベッドルームのドアが開いた。
