「…っ…す、がのさん…の、望みはな、に?
私、に……どうして欲しいの?」
口を開くたびに疼く鳩尾を押さえながら仁王立の菅野さんに視線を向けた。
絡んだ視線から目を離したら負けてしまう気がして、負けじと菅野さんを睨みつけた。
「あら、そんな目をしちゃって……
そうね、強いて言うなら死んでもらいたいかしら。」
「…し…っ……!」
「お姉ちゃんが図書館で襲ったらしいけど死ななかったから。
奏が、お姉ちゃんの代わりに殺してあげる。」
痛みで前屈みだった私を無理やり立ち上がらせた菅野さんは、私をまた壁に背をつけるように立たせた。
憎悪を満ちた目、そして殺意を感じる目。
ドンっと壁に頭を無理やり付けられた時、あの時の事がフラッシュバックしてくる。
