瑞輝が教頭に続いて部屋を出るのに私も荷物を持って数歩後ろからついていく。
社会科資料室と廊下の寒さは同じはずなのに、私は教頭室へと近づくたび全身に鳥肌が立っていった。
一階に行くまで誰も何も話さず、生徒のいない人気のない校舎をパタパタと歩く音だけがやたらと響く。
どうして…?
何で…?
私たち、どうなっちゃうの…?
私の頭の中でグルグルと考えが回っていると教頭室へと着いてしまった。
「どうぞ、腰掛けてください。」
「失礼します。」
「し、つれいします…」
職員室の隣にある教頭室。中はモノトーンの家具で統一されていて、壁には歴代の教頭先生の写真が飾ってあった。
真っ黒のレザーのソファーに座るように言われ、瑞輝に続いて私も座った。
