「…なんかね、いい夢見たの」
やわらかいような優しい夢
内容までははっきり覚えてないんだけど…
「美麗が?珍しいね」
あたしも珍しいと思う
夢なんて見たのいつぶりだろう…
「今日なんかいいことあるかもよぉ?」
嬉しそうに顔を近づける咲が可愛い。
「咲が居てくれるから
あたしはいつでも幸せだよ。」
あたしの両親は共働きで忙しくて
幼い頃から家には滅多に帰ってこない。
でも、そんなときは咲がいつもそばにいてくれて
この大きな家の寂しさを消してくれた。
咲がいるからあたしがいる。
「もう!嬉しいこと言ってくれちゃって///」
照れたように、はにかむ咲の顔をみて
あたしも思わず笑う。
