次の日、翔くんはいつもの場所にいた。



だけど、いつもと少し違う。






私は窓を開け、軽く窓に身を乗り出す。




私の存在に気付いて、おかしそうに笑ってから、大きな声で叫んだ。






「はじめまして!になるのかな?」



「は、はじめまして!あのっ!花束ありがとっ!」



私も大きな声で返すと、嬉しそうにはにかんだ。





あ‥‥笑った。





心がじんわりあったかくなってきて、嬉しさで頬が緩む。




やっと見れた。夢じゃなくて、君の笑顔。