「じゃあ、私はこれで」 「ありがと、みなみさん」 みなみさんは優しく微笑んでから、部屋を出ていった。 私は黄色いガーベラを、花瓶に移す。 嬉しくなって、胸がドキドキした。 今日は、いい夢見れるかな。 その日私は、また夢を見た。 翔くんが、笑ってる夢を───‥‥。 やっぱり君は、笑ってる方がいいね。