「‥‥これ、もしかして黒髪の男の子でしたか?制服姿の」



「ええ、そうよ。かっこいい子だった〜」



みなみさんは、頬を抑えて背も高かったわよ!とひとりで興奮している。



その姿に私は苦笑いをして、花束を受け取った。





もしかして、もしかしてだけど‥‥。



あの、男の子から、なのかな。




いや、そうだとしたらなんで分かったんだろう。





ドキドキしてる胸を落ち着かせようとしたら、中に1枚の紙が入っていたのを見つけた。






「これって‥‥」



そっと、その紙を見る。