「こ、これは結構寂しいな…」


多目的室は3階の角部屋にある。評議委員会以外だと使うこともない部屋だ。


そんな部屋で1人。正直いって


「怖い。無理。」


早く戻ってきてくれ!!!透也!!相馬!!!



3階廊下

「で、何の話だ。相馬」


「何って、分かるでしょ?透也」


みゆちゃんの事だよ


そう言う相馬にどこか納得した。やっぱり…かと。


相馬には俺の様子が変わったのに気づいたのか続けて話す。


「ぶっちゃけさー透也は、みゆちゃんのことどう思ってんの?ただの知り合い?先輩?それとも――」


『好きなの?』


「…俺は――」