「評議委員会。今日は、17時30分からですよ?」


「へ…??」


開いた口が塞がらなかった。今、透也は何て言った??


「17時30分から…??」


「はい」


「本当に?」


「はい」


私は全身から力が抜けた。あの廊下ダッシュは何だったんだろう…。私の苦労は何だったんだろう!!!


「まぁ、ごしゅーしょーさまです。せーんぱい。まぁ、ここまで来たんだし一緒に行きましょうか。」


「…そうだな」


私は立ち上がろうとする。ところが…


「透也…」


「何ですか?」


「立てない」


「は?」


どうやら私は腰が抜けてしまったようだ。…必死で壁に手を付け立ち上がる。とりあえず、立ち上がることは出来た。ところが


「先輩…今産まれたての子鹿みたいですね。!足ぷるぷるしてますよ」


そう言いながら透也は壁に手を付き笑っている。


「っ…!!うるさい!!言われなくても分かってる!!」


正直私も(やばい…子鹿みたい)…とは思っていた!!ただ、それを透也に指摘されると何だか恥ずかしくなる。


「あー…笑った笑った。」


「そりゃ良かったですね…透也くん」


こっちは真面目に歩けないっていうのに!!