「あぁ、高梨悠だったな」



思わずその名前が口に出てしまった。その瞬間、三条の顔が驚いた表情に変わる。



「え、あなた何で俺の旧姓を…まさか君!」



「きゅ、旧姓!?え、じゃあお前は…!」



幼い頃の記憶がフラッシュバックされる。
私の初めての友達。


「『ゆーくん…?』」


「『みゆ…?』」