残念な姉

「それ…裏に住んでたソウイチロウ・ジュンイチロウじゃない?」

家に帰って真っ先に萌子へ直行

萌子を知ってたってことは、萌子も知ってると踏んだから

そして私の読みは当たった

このまま謎が解けたなら完璧だったんだけど…

ソウイチロウジュンイチロウ…?なにそれ呪文?

「お姉…もしかして覚えてないの?」

その通りだ妹よ

黙って頷く

「ありえん…」

あからさまな呆れ顔