残念な姉

「うぉっ!」

だ、誰やねん

「久しぶり!」

「はぁ…?」

「変わってないね~元気にしてたんけ?」

どうやら爽やか男子は私を知っているらしく慣れなれしい


……でも私は全然覚えてないわけで

ん~…これはマズイ
こういう時は…


「あ~お久!元気しとったぉ!」

必殺!知ってるフリ

「いや~!嬉しいわ何年ぶりやろな」

え!?何年ぶり?私の記憶がないから幼少時代とか?

「あー…13年ぶりくらい?」

必殺!曖昧な返事

「そんなになるんかー…妹は元気?」

え!萌子のこと知ってんの?!

「うん、元気だぉ…」