残念な姉

「…お姉ちゃん?」

何とか部屋に突入することができたが
電気はついておらず真っ暗で
カーテンもしめきっているから陽の光すら入ってこない

そういえば
「太陽光に当たったら溶ける」
とかお姉言ってたな


目を凝らして見渡すが
暗すぎてボスの姿は確認できない


………。



「ぐっ…!?」
突然目に激痛が走った


私は慌ててリビングに帰還し
ソファーに崩れる

涙が止まらない


「くっ…目にきたか…!」


目の激痛は
恐らくあの臭いに含まれる特殊効果

ラスボスレベルになると臭いだけで相手にダメージを与える事が可能なのだろう…


「うぅ…っ」

フラフラ立ち上がり
壁を伝いながら
冷蔵庫を目指す

「あった…」

スーッとしたメントールが瞳に広がる