残念な姉

駅の時計台の下…

私は人を待っていた


小山高志君…


陸上部とサッカー部を掛け持ちしていて
スポーツ万能

爽やかな笑顔がチャームポイントで

私の大好きな……

「お~い!樋口!」

小走りで駆け寄ってくる…

彼が近づいてくるごとに心拍数が上がってゆくのが自分でも分かった…

「ごめんな…待った?」
頭をボリボリかいてバツの悪そうな顔をする

「ぜ…全然全然!私も来たとこだから」

本当は、待ち合わせの30分前から居るんだけど…///

「そっか…じゃあ行くか!」
小山君は意気揚々と歩き始めた