残念な姉

「ずっとこの調子で…
はぁ…」

警官も負けずに大きなため息をつく



「お姉!こんな時は普通に話しぃよ!」

「普通?なにそれ美味しいの?」


……もうダメだこの人

「すみません…うちの姉、2ちゃんねらーでして、2ちゃん語を話してるんで意味不明っていうか…慣れたら分かってくるんですけど…あの、大丈夫ですこれで普通です」


『いや、大丈夫じゃないだろ常識的に考えてww』


こんな返しを期待した私は
もう末期かもしれない

「はい…」

警官は哀れみにも似たなんとも言えない視線を送ってくる


「すみません…すみません…」

この空気に耐えられなくて
私は必死に謝りまくった