残念な姉

「それで…お姉さんの症状なんですが…」

あ、そうだ
忘れてた


「お姉さんに調書を取るため話しを聞きたいんですが…話しが噛み合わないんです」

「話しが噛み合わない…?」

「はい…時々意味不明な言葉を話されます」


お姉…重症なのかな?あぁ…神様…


「…おねぇ、大丈夫?私分かる?」

「萌子…」

「調書取るために警察の人が話ししたいらしいよ」

するとお姉は少しムッとしながら

「いや…さっきから話してる」
と、つっぱねたように言った




警官は困ったような表情を浮かべる