この広い世界で、2度目の初恋を



「や、やだ………」

怖い、怖いっ!!

宇佐見くん……助けて、宇佐見くん!!

心の中で、いつも私を助けに来てくれる宇佐見くんを思い浮かべた。

「声も可愛い、俺達とアッチに行こうね〜……イテテテテッ!!」

「えっ……?」

不意に、私を拘束していた手が緩んだ。

その代わりに、強く腰を引き寄せられる。

「はぁっ、はっ……マジぶっ殺す……」

「あ………」


顔を開けると、肩で息をした宇佐見くんがいた。

私を引き寄せながら、先輩たちを睨みつけている。


「オイ、先輩にたてつく気かよ??」

「コッチは別にイイけど〜??」

先輩達は、私達を囲むようにして立った。

私は怖くて宇佐見くんのYシャツのをギュッと掴む。

すると、何も言わずに私を抱きしめる腕に力がこもったのが分かった。