「ジャージはここに置いておくからね」
「ありがとうございます」
私はそこで濡れた制服を脱ぎ捨てる。
ベッドに置かれたジャージに着替えると、冷えた体が嘘みたいに温かくなった。
「添田さんの言ってた人って、お昼を一緒に食べている彼の事かな?」
衝立越しに鈴原先生に声をかけられる。
「はい」
「そう……って事は、添田さんがここに来る事も、少しずつ減ってしまいそうだね」
「え……??」
言葉の意味が分からずに聞き返すと、鈴原先生はクスクスと笑った。
「いいや、可愛い生徒の成長を見守るのも、私の仕事だと思ってね」
「はぁ…?」
鈴原先生って、たまに変な事を言う。
まるで、占いみたいな……不思議な言葉を。
またもや謎な言葉を残す鈴原先生に、私は首を傾げるのだった。


