「沖田先生に………」
宇佐見くんになら、話してもいい。
誰もが私を遠ざけるのに、宇佐見くんだけは……私の話を、聞こうとしてくれてるから。
「あぁ」
「授業に出るなって、言われたから……」
思い切って離すと、宇佐見くんは息を呑んだ。
そして、「チッ」と舌打ちをする。
驚いて宇佐見くんの顔を見つめると、眉間に深いシワをつくって、物凄く怒っていた。
「沖田の野郎、マジありえねぇ!!アイツ、本当に教師かよ!?」
「あ、あの……宇佐見くん??」
「つか!!お前もお前だ、何で逃げて授業休むんだよ!!」
「え、え……??」
興奮したように怒りだす宇佐見くんを呆然と見つめる。
すると、宇佐見くんに手首を掴まれた。
「行くぞ、添田」
「い、行くってどこに!?」
「教室!!」
有無を言わさずに私を引きずっていく宇佐見くんに、私は驚きで抵抗も出来ないままに連れて行かれた。


