この広い世界で、2度目の初恋を



「好きだよ、七海……」

「好きだよ、樹くん……」


もう一度近づく樹くんとの距離。

そしてゆっくりと重なった温かい唇は、今度は深く、繋がった。


ゆっくりと瞼を閉じれば、吹きつける風の音。

次第に音が聞こえなくなって、樹くんの体温だけを感じる。



この広い世界で、あなたに2度目の初恋をした。

大好きだよ、私の王子様。



白馬に乗った王子様、今なら迷わずに信じられる。

女の子はみんなお姫様なんだって。

だからね、あとはおとぎ話のように、あなたと……。

永遠に、幸せになるんだ。



「この広い世界で、2度目の初恋を」End.