この広い世界で、2度目の初恋を



「好きだ、七海…」

「私も……樹くんが大好きっ」


想いを伝えた瞬間、すぐに軽く、触れるだけのキスが落ちてくる。

「なら俺は、大、大好き……って、オイ何言わせんだ、馬鹿」

「い、樹くんが勝手に言ったのに!!」


赤くなって怒り出す樹くんに、私までかおが真っ赤になる。

大好きだって……樹くんがそう言ってくれた。

私、もう絶対に忘れない!!


「私、きっとまた離れ離れになっても…」

「やめろよ、ならねーからな」

「例えばの話だよ、樹くん……」


本気で怒りだしそうな樹くんをなだめて、私は樹くんを見上げる。


「何度でも、樹くんを好きになるんだと思うんだ、私」

「まぁ、こんな広い世界で、2度も同じヤツを好きになるくらいだしな」

「へへっ、だよね」


世界に2つしかないこのとんぼ玉が引き合わせてくれた。

今度は、私たちの心が通じあってるから、離れることなんてないね。

私たち、きっとずっと一緒だよ。