「初めて会った時も、そんなふうに笑ってただろ」
「そんな風って??」
私、樹くんの前では、どんなふうに笑ってるんだろう。
不思議に思って、聞いてみた。
すると、樹くんは、空いた距離を埋めるように、ゆっくりとこちらへ歩いてくる。
「太陽みたいに眩しくて……」
「うん……」
「花みてーにふわって笑うんだよ、お前」
そして、目の前にやってきた樹くんを、幸せな気持ちで見上げる。
「私も……樹くんの笑顔を、太陽みたいだなって、思ったよ。その笑顔に、恋したんだから…」
「そりゃあ気が合うな。俺も、お前の笑顔に恋に落ちたんだけど?」
樹くんの手が、私に顎にかかる。
甘い予感に、ゆっくりと顔を上げた。
変わらない、黒くどこまでも澄んだ瞳。
そこに、私の姿が映って、トクンッと胸が高なった。


