この広い世界で、2度目の初恋を



「樹くんの初恋の女の子は、私なんだよ?」


上目遣いで俺を見上げる三枝。

同じクラスで、何度か話したことがあったのに、俺は1度も三枝とあの子を重ねて見た事はなかった。

むしろ………。

七海の笑顔に、仕草にばかり重なって見えてた。

嘘だろ、三枝が………あの子なのか?


「嘘だろ……」


このペンダントがそれを嘘じゃないと物語ってるのに、どうして嘘だと思うんだ。

もしかして、俺は、嘘であってほしい……そう思ってるのか?


「でも、あれが証拠でしょ?」

「本当に、お前なのか……?」


だとしたら、奇跡だ。

もう二度と会えない……そう思ってた。

また会えたらって、どんなに願ったか………。