ーポタリ
あれ……?
今、頬を伝って何かが落ちた。
頬に触れると、濡れている。
それが涙だと気づくと、ハラハラと流れてきて、止められない。
「ふぅっ……」
声を押し殺して、私は泣いた。
涙を拭って、ゆっくりと後ずさる。
すると、ドンッと背中で誰かにぶつかってしまった。
「ご、ごめんなさ……」
「ん、添田??どーしたの、こんなとこで突っ立って」
「あ、亮くん…っ」
亮くんは、私の顔を後ろからのぞき込むと、目を見張った。
そして、慌てたように両手を上げる。
「おおおおい、どーしたの!?」
「ご、ごめん…目が痛くて」
慌ててごまかして、涙を拭う。
「あ?亮ちゃん…と、七海!?」
すると、それに気づいた樹くんが、なぜか慌てたようにこちらに駆け寄ってきた。


