「大切な…モノなんスね」
「うん……。ひまわりの柄が入った、青いとんぼ玉のペンダントなんだけど……私の、お守りなの」
あれが胸元に無いってだけで……こんなに不安になる。
「なら……俺も一緒に探すっス」
「え……」
グイッと、手を引かれたと思ったら、梶くんに立ち上がらせられた。
驚いて、近づいた舵くんの顔をまじまじと見つめる。
「あっ……ス、スンマセン…」
「う、ううん…私こそごめんねっ」
慌てて2人で距離を取ると、なんだかぎこちなく視線をそらす。
お互い俯いていると……。
「オイ、七海ー!!」
廊下の端から、こちらに駆け寄ってくる樹くん。
そして、私と舵くんを交互に見て、眉間にシワを寄せた。


